2005年10月14日
経過【1】 なんでしゃべらないの?
幼稚園に入園し、お友達とさぞ楽しく遊んでいるんだろうなと思っていました。
ところが、2学年上の兄や近所のお友達が言いました。
「”きじ”( 「うちはとんとんみーときじむなー」でご確認ください)幼稚園でまだしゃべらないんだよ。」
幼稚園の先生に聞いても、同じ答えが。
幼稚園以外ではよくしゃべるし、近所のお友達とも大声ではしゃいで遊んでいたので、
にわかには信じられませんでした。
「慣れればそのうちしゃべるでしょう。」
それが当時の私と担任の先生の意見でした。
(今からすれば、それは間違った判断でした。)
幼稚園は大好きだし、担任の先生をはじめ先生方は大好きだし、
仲良しのお友達もいるし、おゆうぎもちゃんとやるし、絵や工作もしっかりこなしました。
しゃべらないことを除けばごくごく普通の楽しい幼稚園生活でした。
入園して2年目の冬、他のクラスの先生からメモをいただきました。
「…場面緘黙というものでしょう。早く受診した方がよいでしょう。」
この年から園にいらっしゃった先生は、”きじ”の様子を心配して、
友達の医学生の方に相談してくださっていたのでした。
「場面緘黙」――これがこの言葉を聞いた最初の日です。
Posted by みっぺる at 18:43│Comments(0)
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